たらじがね

た・ら・じ・が・ね

たらじがね?なにそれ?知ってます?
そんなあなた、いらっしゃ~~~い!

「たらじがね」それは三陸町越喜来(おきらい)の、崎浜(さきはま)に伝わる、いわばなまはげやスネカのような存在。
古くは「ひがたたぐり」とも呼ばれていたそうですが、意味合いはスネカと似ており、囲炉裏の前で怠けているものの脛(すね)にできる斑点をはぎ取る(たぐる)ものだそう。
また、「じがね」とはおじいさんの意味を持っており、「たらじがね」は”俵を背負ったいじわるなおじいさん”ということだそうな。
怠け者の他に、泣く子や言うことを聞かない子、親をバカにする子や酒飲みの父さんまで広く戒めにいきます。
心当たりのある方…来ますよ、たらじがね。

今回は、なんと事前の準備から訪問するすべての家を一緒にまわらせていただきました。
今は主に、依頼のあった家に出向くスタイルで今回は7軒にお邪魔しました。いずれのお宅も小さなお子様がいるご家庭。
恐怖のどん底に落とすべく、同じ世代の子を持つ平均年齢30歳の父親たちが中心に「たらじがね」に扮します。

今回扮する6名のうち、初めて参加するのが4名と、新しい「たらじがね」が生まれる予感☆
もちろん、衣装の着方から歩き方や声の出し方など先輩のたらじがね経験者に教わります。
いざ、面をかぶると視界の狭さに驚く声が。思った以上に見えない戸惑いがひしひしと伝わってきました。

お面には上向きと下向きがあることをご存知でしたか?

上向きのお面は、下から見上げた時に恐ろしく、下向きのお面はその逆で下から睨むような顔つきにできていました。

写真におさめたものは、下向きのお面。
そのため、上を見上げてもらうとなんだかアホ面(笑)
でも上から見下ろすように見ると…こわっ!全然違う!
同じお面とは思えませんよね??

「たらじがね」は低い姿勢で大股で歩きます。その際、身体を左右に大きく振ると家の中のモノを破壊してしまう恐れがあるため、首をゆっくり「グイっ」と動かすのがコツ。
それから、持っている刃物は短刀・長刀のそれぞれに持ち方がありました。

昨年は3人で「たらじがね」を行ったそうですが、今年は倍。
一家にこの6人がドシドシと押し寄せていきます。
さあ!いよいよ出発!!!

お面には上向きと下向きがあることをご存知でしたか?

上向きのお面は、下から見上げた時に恐ろしく、下向きのお面はその逆で下から睨むような顔つきにできていました。

写真におさめたものは、下向きのお面。
そのため、上を見上げてもらうとなんだかアホ面(笑)
でも上から見下ろすように見ると…こわっ!全然違う!
同じお面とは思えませんよね??

「たらじがね」は低い姿勢で大股で歩きます。その際、身体を左右に大きく振ると家の中のモノを破壊してしまう恐れがあるため、首をゆっくり「グイっ」と動かすのがコツ。
それから、持っている刃物は短刀・長刀のそれぞれに持ち方がありました。

昨年は3人で「たらじがね」を行ったそうですが、今年は倍。
一家にこの6人がドシドシと押し寄せていきます。
さあ!いよいよ出発!!!

一軒目のご家庭です。
初めての「たらじがね」メンバーはデビュー戦。去年経験している人の後についていき、練習の成果を発揮します。
しかし初めてとは思えない、怖がらせぶり。
子どもは号泣、大人は爆笑。
一軒目で手ごたえをつかんだのか「次いぐぞ!」と颯爽と消えていきました。

その後、どんどんコツをつかんできたのかセリフにバリエーションが増えていきます。
「寿司食ってだのが!」
「テレビは4Kが!」
そこ、関係ないじゃない(笑)!笑っちゃいけないとわかっていますが、我慢できませんでした(笑)

俺の背中を見て育て。

「たらじがね」の中の人たちです(笑)
こんなに茶目っ気たっぷりなメンバーが、あの恐ろしいモノに変わるなんて…。
彼らはほとんどが子を持つ父親。子育てをするなかで、様々な経験をしながら、こどもたちの成長を願い自身の自宅に「たらじがね」に扮して、我が子を怖がらせに行っていました。
根は優しく、ユーモアたっぷりの6人。そんな彼らだからこそ、今後の崎浜の未来を背負っていくことでしょう!

「たらじがね」の中の人たちです(笑)
こんなに茶目っ気たっぷりなメンバーが、あの恐ろしいモノに変わるなんて…。
彼らはほとんどが子を持つ父親。子育てをするなかで、様々な経験をしながら、こどもたちの成長を願い自身の自宅に「たらじがね」に扮して、我が子を怖がらせに行っていました。
根は優しく、ユーモアたっぷりの6人。そんな彼らだからこそ、今後の崎浜の未来を背負っていくことでしょう!

たらじがねの基本情報

2018年2月 更新

住所三陸町越喜来崎浜地区
その他 開催日/平成30年1月14日(毎年小正月付近)
問合せ/大船渡市生涯学習課
PR吉浜の「スネカ」と似たような風習です。
藁をかぶり、恐ろしい面をつけた「たらじがね」が小さい子どもがいる家々をまわります。

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