店内はあたたかみのある昔ながらのお店という印象。
木のぬくもりある空間は居酒屋でありながら清潔感があり、落ち着いた時間をすごすことができます。
壁の木はなんとご自身で打ち付けたものだそう！
カウンターも古くなってきたので、剥がして塗料を塗って綺麗にしました。
ご両親も茂吉さんもDIYが好きで、暇さえあれば大工仕事をしてしまうそうです。

季節のものにこだわりたい

お料理は、春は山菜をお通しで出すなど、季節感にこだわっています。
秋は焼き魚、冬は鍋が人気だそうです。
大船渡の食材の豊富さを生かし、メニューも日々変化を重ねています。
最近はアマタケから仕入れている焼き鳥がよく出るそうです。
甘くて美味しいネギは住田の農家さんから仕入れています。
そのネギ農家さんは元々お客さんだったのだそう。
フードロスにならないような仕入れの仕方にも気を配っています。

締めにおすすめなのは、「もりそば」。
最後に何か食べたいなと思うときに、ラーメンは重いことがありますよね。
そこで蕎麦の方があっさり食べれるかなと思い考えたそうです。

日本酒がお好きな茂吉さん。好みのお酒を取りそろえています。
日本酒を買うための旅行に行くこともあるのだそうです。
多彩なお酒がそろっているので、日本酒が目当てでいらっしゃるお客さんも多くいらっしゃるのです。

こちらはおちょこがとっても大きいのです！
たくさんいただけて日本酒好きにはとっても嬉しいですね。
飲み比べをしたい方などはとっくりで頼むこともできます。

家庭的な料理、雰囲気を目指している、　とおっしゃる茂吉さん。
宅飲みの延長線上にお店があり、普段から利用してほしいとのことです。
「泰州」というお店の名前も、読みは大衆食堂などの“タイシュウ”からきています。
姓名判断をしてくれる人に、読みはタイシュウでいい漢字ないかなと相談し、この漢字を当てました。

泰州は、茂吉さんのご両親が40歳の時に脱サラしてオープンしました。
なんと以前はラーメン屋さんだったのです！
今でも昔のお客さんから、ラーメンまたやってくれと言われることがあるんだそうです。

足りないくらいがちょうどいい

このままメニューも店内もちょこっとずつ変えながら進化していけたらいいなと思っています。そうおっしゃる茂吉さん。

茂吉さんのモットーは“過ぎたるは及ばざるがごとし”。
やりすぎると後で無理がきたり、過剰なサービスはかえって迷惑だったりするから、足らないくらいの方がいいのかなと考えています。
「あんまり頑張りたくないっていう言い訳でもあるんだけど」と笑う茂吉さん。
お心遣いがありがたいですね･･･！居心地の良い空間はこのような心持ちから作られているんですね。だからこそ愛されているのだなと思うのでした。

是非お気軽に、美味しいお酒とお料理を味わいに泰州へお越しください♪