8:30 「大船渡市防災センター」に到着

リアスホールを少し上がると右手に「大船渡市防災センター」が見えてきます。
2017年に建てられたばかりということもあり立派な施設だな～とあんぐりしちゃいました。

(フ、フナコノ１日救急隊長トシテノ、１日ガ始マル....。)
これからどんな経験ができるか楽しみと緊張でワクワクドキドキ☆
今日１日サポートしてくださる、救急救助係の「新沼博さん」にお出迎えいただきました。
本日はどうぞよろしくお願いします！！

8:35 制服にへんし〜ん ✩°｡⋆

女性隊員の方に「更衣室はこちらです。」と案内いただきましたが…か、かっこいい♡宝塚の男役？と思わせる佇まいにドキッとしちゃいました♡

フナコもCooooLなお姉さんに近づくため、『一日救急隊長』の制服にへんし〜ん！！

消防隊員にフナコの印象を聞いてみました！
フナコ：「私、どうですか〜？」
隊員：「似合ってる似合ってる！笑顔がいいね！是非うちに入ってもらいたい！笑」

ですってよーー！！嬉しい〜！
でもみんなに大船渡の魅力を伝える活動をしたいからな〜！
一旦、保留でお願いします！！

8:40 開会式のリハーサル

開会式での内容は事前に新沼さんから説明してもらっていました。だけど緊張で…ドキドキが止まらない…
そんなフナコの不安を察してか、立ち位置や動きなどとても丁寧に教えてくださり、ホッ。
その中で、敬礼の仕方を教えてもらいました！みなさんにも教えちゃいますね！

1、右腕をまっすぐ横に伸ばして、
2、胸を張って、
3、帽子の付け根に手を添える！

敬礼の仕方はバッチリかな？
さっそく本番、行ってみよう〜！！

9:20 正式に『一日救急隊長』に任命！！

開会式で大船渡消防署長の「千葉仁一署長」から辞令書を頂き、晴れて正式に1日救急隊長に！
ピシっとかっこよく敬礼してきました！

そして多くの消防隊員と市民の前で今日１日の意気込みを述べました。
ものすっごく緊張したフナコ。緊張で足ががくがく。
でもこれから1日救急隊長としての1日が始まると思うと、身が引き締まりました！！
よっしゃー！やったるぞーーーー！！

9:40 「小児救急について」医療講演

県立大船渡病院小児科の先生が、子どもに対する緊急時の対処法について分かりやすく講演して下さいました。

夜中にもしもお子さんの体調が悪くなったら、焦りますよね。もう病院も閉まってる、でもなんとかしなきゃ！
応急処置！応急処置！！
そんな状況を想像するだけでもパニックになっちゃいます（涙）
しかし、応急処置一つで病気の悪化や治療の遅れ、人命にも関わる可能性があります。
その万が一の時にそなえて、正しい知識を身につけることが、本当に大事なことだと痛感！！
正しい知識を身につけることでパニックにならずに処置を行える！はい！とっても大切なこと！！

各ブースにお邪魔しました！！

【心肺蘇生体験】

心肺蘇生って？あれ？どうやるんだっけ…何も思い出せない。いざとなるとできない。あぁぁぁまたパニック。
だめだめ、落ち着いて。深呼吸、深呼吸。
今回は、乳児の蘇生方法も教えていただきました。成人の場合は、両手でしっかりと心臓を押しますが、乳児の場合、同じようにしたら骨折れちゃいます…なので人差し指と中指の二本指で、ピッピッと心臓マッサージするんです。

(病気など移ってしまう可能性もあるので、無理に人工呼吸はする必要はありません。自分の身は自分で守ることが、第一優先！)

【防火服にコスチュームチェンジ！！】

あ！！あれはもしかして火災消火時の防火服！？こんなチャンスめったにない！着せてもらっていいですか～！？

隊員：「どうぞどうぞ、着てみてください〜！」
フナコ：「では遠慮なく！！えっ、ちょっと待って！お、重すぎて動けない....」

防火服は空気ボンベも含め、なんと20〜30kgもあるんです！！
この状態で消火活動しているって、本当に凄いです！！

続けて空気呼吸器のマスクもつけさせて貰いました！

わー、想像以上にく、くるしいよ....。

消防士さんの髪が短い理由は、このマスクがあるからなのです。少しでも空気を漏らさないための工夫だったんですね。

海のまち大船渡、水難救助隊の服装ももちろんございました。
空気ボンベだけで、なななんと30kgも！
でも、水の中だと浮いちゃうのでさらに10kgの重りをつけて、海の中を泳ぎます！フナコがやったら逆に溺れちゃいそう。

皆さん、川での救出活動で綱渡りしているシーンをTVで見たことありませんか？
今回は、フナコも初体験しちゃいました☆
・・・が。うそでしょ、全然進まない！！補助があっても、全然ダメ！とっても難しい！
腹筋パンパンで腕もげる〜

これを頻繁に訓練されている消防隊の方々、ううっ、尊敬です…。

【消火器＆消火ホースでの訓練】

消火器は身近にありますが、消火ホースを使った消火体験もできます。
え、思ったより、的に当たらない。

きゃああああああ！！火よお願いだから消えてええ！！

「僕に任せて！！！」

おおおお〜！
小さな消防隊員が見事に火を消してくれました！！
ありがとう〜！！

【モクモクけむり体験】

火事を想定した、煙体験ブース。
ん？バニラの様な甘い匂いが〜
( ﾟ∀ ﾟ)ﾊｯ！

ここは煙の中！！ゲホンゴホン！！苦しい！数㎝先は煙で全く見えない！まさに一寸先は闇状態のパニック！！

|☆((:3 )三*:・。ゴチンッ！！ 視界が悪くフナコ頭を強打しました。痛いよぉ〜(涙）
火事の時、煙は天井から充満するので、衣服で口を抑えながら＆しゃがみながら避難するのがいいですよとアドバイスいただきました。

こんなに高いの！？恐怖のハシゴ車体験

高所恐怖症のフナコ！ハシゴ車に乗せていただきましたあﾞあﾞあﾞ！(狂気)
ちょ、ちょっと子ども達を乗せてた時と高さ違いません！？
御構いなしでぐんぐんとハシゴが上っていきます(怖くて目が開かない。)
最大26m(ビル9階)の高さまで上昇するんです。

隊員：「ほら、大船渡の海が見えて良い景色だよ！今立っているこの台、左右に動かしてみよう笑」と言ってくださったのですが、無理無理無理‼︎ぴえーん( ；꒳​； )
この高さで人を助けるってできるの〜！？
ていうか！
だれか、フナコを今！

　　　 タ
　　　　 ス
　　　　　 ケ
　　　　　　 テ
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　　　　ﾟ 　(`Д´)っ ﾟ
　　　　　　(っﾉ
　 　 　 　　`Ｊ

12:00 防災ヘリコプターの訓練見学

なにやら遠くから「ゴゴゴッーーー」と音が聞こえ、空を見上げると防災ヘリがやってきました！
子どもたちのテンションも急上昇！

普段は花巻市に常駐しているヘリで、花巻〜大船渡までなんと20分で到着！早い‼︎
車だったら1時間以上かかるのに、約1/3の速さです。時速200キロ以上も出るんですって！人命救助はなにより時間が勝負！

あ！ヘリコプターからロープが！先端に隊員が見える！！
うわ〜、ハーネスだけに体を預けるって、怖いだろうな〜。
普段見ることのない航空隊の救出現場を見る事ができて、フナコ興奮！！

12:40 防災ヘリを見学

大船渡病院駐車場へ移動して、防災ヘリを見学しました。
旅客機なら空港で見たことあるけど、ヘリって間近で見られないから貴重〜！！

あ！ヘリの中にいた人たちだ！かっこいいな〜！
こんな機会は滅多にないので、レスキューリーダーの「中村耕輔さん」と、ヘリ操縦者の「小島英雄さん」に現場のお話を伺いました！

【Q、救助ヘリの重要性とは？】
中村さん：「救出活動は時間との勝負なので、ヘリのスピードは大きな役割を担っています。人の足では難しい岩壁や急な斜面でも、ヘリなら僅かな隙間を通って救助に行けます！今回皆さんに岩手県ヘリコプターの活動を知って貰いたく、この防災フェアに出動しました！」

フナコ：「あの〜、こんなこと聞いちゃって失礼ですが、ヘリっておいくらするんですか？」
中村さん：「1機17億円で、維持費が年間2億です。」
フナコ「うえっ、桁違い！！そんなに高いんですか！？」
中村さん：「でも、すぐに駆けつけることができます。人命はお金に代えられませんからね。」

確かに〜！！すごくお金がかかるけど、命に代えられるものはない！
皆さん、事故を起こさない為の注意と、事故が起きた時の備えを万全に！
皆さんの安全第一！！

【Q、救助ヘリの大変なところは？】
小島さん：「山岳救助に携わるには10年以上の知識や経験が必要。今まで積み重ねてきた努力があるから、ここに居られるんだと思います。やっぱり簡単な仕事ではないです。6人いた僕の同僚は飛行機の墜落により、現場から退いたり、亡くなりました。今パイロットをやっているのは僕だけです。でもこの仕事は人を助ける大きなやりがいがあるので、とても充実しています！」

ヘリは資格を取るだけなら誰でもできますが、山岳地帯で活躍するには豊富な経験が必要です。しかも、ヘリコプターの操縦士は日本で、500人ぐらいしかいません。また平均年齢が55歳と、年齢が高めなんです。そのため小島さんは今後ヘリコプターの操縦士が増えればいいな。と、おっしゃっていました。

実際に現場に出ているお二人の話を聞き、人命救助の偉大さに気づかされました。

14:00 記念品贈呈

フナコ無事！一日救急隊長の任務を全うしました！
そんなフナコに、千葉署長から記念品をいただきました。
素晴らしい経験をさせていただいた上、記念品まで！とても恐縮です！

一日を通じ、たくさんの経験と学びがありました。
応急処置や、心臓マッサージなどの救命活動、火災時の煙の危険さ、それを回避するための行動。
また、仕事とは言え、救命のために自ら命がけで働いている存在がいてこその私たちの生活。欠かせない隊員の方々が身近に感じる機会でした。

『一日救急隊長』という貴重な機会をいただき、改めて大船渡消防署のみなさまに本当に感謝いたします。
フナコが経験した事を、あなたもぜひ体験し、この１日の経験だけで終わらせるのではなくこの先も、救命救急について学んでいただきたいと思います。