大きな窓から光が差し込み、温かみのある空気が流れる店内。店の中央にはお子さんが遊べる「キッズスペース」が広々と設けられ、親御さんたちも安心してお買い物を楽しむことができます。

そう、ここは『お母さんが主体となって過ごせる空間』。

「子育て中の多くのお母さんは、子ども中心の生活になる。そんな中、ここに来て、お母さんたちと服の話とか、趣味の話とかができたら嬉しいな。購入しなくてもいいので、ふらっと話にきてくれたらいいな」と話す雅美さん。

ご自身の子育ての経験も踏まえ、お母さんたちがほっと一息つける場所の提供を目指しています。

また、取り揃えられたカジュアルブランドは、オーナーの雅美さんが自ら愛用し、本当におすすめできるものばかり。

「ただ可愛いだけじゃなく、機能性がよく考えられているのにリーズナブルなのがポイント。そして、トレンドし過ぎていないので長く着用してもらえます」
と、セレクトのこだわりを教えてくれました。さらに韓国ブランドの子ども服や、ファッション系インフルエンサーが着用していたUSED商品など、珍しい商品もご用意。

商品は基本的に一点ずつの取り揃えなので、周囲と被らないファッションが楽しめます。小さな町では、特に嬉しい心遣いです。

雅美さんは一関市ご出身で、10年前に大船渡市へ移住。
数年後、自身のキャリアを考えているタイミングに、大船渡の友人から掛けられた一言で人生が変わったといいます。

「結局、雅美ちゃんって、何がしたいの？」

この問いに対して、真っ先に浮かんだのは「服屋さん」。

それから「自分の好きなお店を作りたい！」という「夢」が芽生えていきました。当友人の、『同じ移住者でありながら、起業して個人事業主として活躍する姿』にも感化され、活動を開始。早速フリーマーケットや店舗のスペースを借りて毎月出品をしたり、お気に入りのブランドに卸交渉をしてみたりと、類まれなる行動力で夢を実現していきました。

今では、おしゃれで機能的なファッションアイテムを提供するだけでなく、お客さんとのコミュニケーションを大切にし、お母さんたちがリラックスできる空間を創り出しています。

雅美さんが夢見たお店「Hug」、ますます地域の方々に愛されていくこと間違いなしです。気軽に訪れてみてください。