皆さん、こちらのお2人をご存じですか?
現在大船渡市で『地域おこし協力隊』として活動している(左から)プロヴォ・イザベルさん、澤井直之さんです。
地域おこし協力隊って何だろう?という方のためにご説明いたします!
地域おこし協力隊とは、都市地域から過疎地域等へ生活の拠点を移し、『地域協力活動』を行いながら地域への定住・定着を図る制度なんです。
2019年2月のフナコ取材記事では4名の地域おこし協力隊をご紹介しましたが、今回は2019年度から新しく隊員となったイザベルさんと澤井さんを取材させていただきました!
一体どんな方々なんでしょうか…??
仙台出身の澤井さん。実はお母様が気仙地域のご出身であり、親しみのあるこの地にいつか移住したいと昔から思い描いていました。
東京で銀行勤務・大手企業のコンサルティングをする中で、人材・資金が少ない地方の中小企業にこそ支援が必要だと考えるように。
その想いを胸に三陸を拠点に事業を興すため、「まずは地域になじむ活動から始めよう!」と地域おこし協力隊に応募しました。
現在澤井さんは、大船渡市内のワイナリー「THREE PEAKS」の及川さんのもとでブドウ栽培やワイン醸造について学んでいます。
澤井さん:「人の力ではコントロールできない自然相手に、どうしたら作物をうまく育てられるか…とても難しいです。ワイン醸造は、発酵のメカニズムや温度管理など科学的な要素が多いのですが、最終的には匂いや舌など自身の勘や五感が頼りになる奥深さがあり面白いんです!」
また県内で開催しているワイン生産に関するセミナーにも積極的に参加。澤井さんからワインへの情熱が伝わってきます!!!
ワイン造りの活動を通して、電柵の設置方法を農家の方に教えて頂いたり、日頃市町でブドウ栽培を始められた方と意見交換したりと、地域の方との交流もなさっています。
澤井さん:「日頃から沢山サポートして頂いて、地域の方の協力なしには活動できません。だからこそ、その分期待に応えたいと思っています。次のステップとして、大船渡のワイン造りを全国にPRする活動にもっと力を入れたいですね!」
キラキラした目で語る澤井さん、キャッ!ま、ま、まぶしい☆☆☆☆
こんなに大船渡へ関心を持って下さったきっかけは、何だったのかなぁ〜?
澤井さん:「有楽町で開催していた三陸物産展にたまたま立ち寄って。そこで「THREE PEAKS」を知り、気仙地域へ訪れた際に及川さんにぶどう園やりんご園を案内してもらいました。
私が経験したように、大船渡をまず知り、興味を持ち、訪れる人が増えたらいいなと思います。今の活動をPRすることで、大船渡を知るきっかけを作り、訪れて頂く。さらに移住・定住して...ちょっと欲張りか(笑)
将来、大船渡の自然資源を使って起業する人が沢山集まるまちになったら、ビジネスする人が集まり、経済を回し、大船渡がもっと発展できると思っています。最終的にはそういった企業の支援をしたいですね!」
「中小企業診断士」の資格をお持ちの澤井さん。的確なアドバイスが頂けそうですごく心強い!
澤井さんの愛犬「ちゃー」はポメラニアンの男の子。と~~っっても可愛らしくてフナコもうメロメロ♡♡♡♡(/ω\#)
生まれる前に両親の毛並みから茶色になる予定だと聞いていたので名前を「ちゃ○○」にしようとして決まらないまま呼んでいたのが定着して「ちゃー」なんだそうです。
澤井さん:「隔世遺伝したのかススキみたいな色なんですけどね(笑)」
散歩中によく近所の方におやつをもらっている「ちゃー」♡
今では家の前に座っておねだりすることを覚えたのだとか!
あ、あざとい…でも可愛くてやっぱりおやつあげちゃう!(#^^#)
「ちゃー」との散歩も地域の方との交流につながっているんですね~!
イザベルさんはフランスのご出身で、2002年に留学生として来日しました。
その後、東京で働いていた時に東日本大震災があり、「何かサポートしたい!」と大船渡へボランティアに来ました。
イザベルさん:「当時は物資が少ないにも関わらず、飲み物・おやつの差し入れ、さらに食事まで連れて行って頂いて本当にお世話になりました。地元の方と交流するにつれて、大船渡の温かさに触れ、大船渡がどんどん好きになりました。」
ボランティアの後も度々大船渡へ来て、地域交流を続けてきたイザベルさん。
イザベルさん:「ボランティア活動でがれきの片付けも大変でしたが、震災によって新たに人口減少や経済的課題も出てきて、どうすればまちを発展させてゆけるのか、大変な課題だと思います。」
イザベルさんは、観光の分野で大船渡の魅力をPRし、多くの観光客に来てもらって大船渡の経済を潤わせたいと思い、地域おこし協力隊への応募を決めました。
イザベルさん:「当時は物資が少ないにも関わらず、飲み物・おやつの差し入れ、さらに食事まで連れて行って頂いて本当にお世話になりました。地元の方と交流するにつれて、大船渡の温かさに触れ、大船渡がどんどん好きになりました。」
ボランティアの後も度々大船渡へ来て、地域交流を続けてきたイザベルさん。
イザベルさん:「ボランティア活動でがれきの片付けも大変でしたが、震災によって新たに人口減少や経済的課題も出てきて、どうすればまちを発展させてゆけるのか、大変な課題だと思います。」
イザベルさんは、観光の分野で大船渡の魅力をPRし、多くの観光客に来てもらって大船渡の経済を潤わせたいと思い、地域おこし協力隊への応募を決めました。
イザベルさん:「三陸鉄道に乗る観光客はいますが、途中下車して観光する人はほとんどいません。見どころが沢山あるのに勿体ないと感じていました。」
そのように思ったイザベルさんは、観光客の方が三鉄を下りた時に楽しめる、「お散歩コース」をまとめているんです!
イザベルさん:「日本では団体の観光ツアーなどが多いですが、海外では個人で来て、個人が楽しむ内容が好まれる傾向があります。大船渡を満喫して好きになってもらい、徐々に大船渡へ訪れる観光客を増やしてゆきたいです。」と外国人ならではの視点で観光モデルを考えています。
外国人ならではの活動は他にも!
2019年開催されたラグビーワールドカップの時には、訪れた外国人への対応方法を教えるワークショップを宿泊施設や飲食店を対象に開催。
語学が堪能なイザベルさんですが、英語ができなくてもコミュニケーションが取れる方法を紹介しました。
それを機に、外国人向けの商品やサービスのアドバイス依頼が宿泊施設や飲食店さんからお願いされているんですって!
インバウンド対策のアドバイザーとしての一面も!!
イザベルさん:「観光のヒントを探しにまちを歩いていると、何やってるの〜?と地元の方が声をかけてくれます。自分の活動を説明すると、応援してくれたりオススメの場所を教えてくれたりする方もいるんです!
あと、外国人が大船渡にいるのを誰かが見かけた時、私に連絡がきて市内を案内して欲しいと紹介されます(笑)」
このエピソードで、イザベルさんが大船渡の方々に親しまれているのが伝わってきますね(*’▽’)
イザベルさん:「観光のヒントを探しにまちを歩いていると、何やってるの〜?と地元の方が声をかけてくれます。自分の活動を説明すると、応援してくれたりオススメの場所を教えてくれたりする方もいるんです!
あと、外国人が大船渡にいるのを誰かが見かけた時、私に連絡がきて市内を案内して欲しいと紹介されます(笑)」
このエピソードで、イザベルさんが大船渡の方々に親しまれているのが伝わってきますね(*’▽’)
フナコ:「そもそもイザベルさんが日本に来たのってどうしてなんですか?」
イザベルさん:「6歳から空手が好きで、いつか本場である日本に行きたいと思っていました。」
プライベートでは空手の先生をしており、でもなかなか生徒が集まらないんですって。
え~どうしてだろう?優しくて笑顔がステキなイザベルさんに教えてもらえるなんてとっても楽しそうなのに!
イザベルさん:「昔は子ども達に教えていたのですが、大人の方に教えて初めて気づいたのは、自分はドSだったってこと(笑)空手になるとスイッチが入って結構ビシビシいっちゃう。笑いながら、はい、もう一回~って何度もやらせたり(笑)」
ええー!!そんな一面がΣ(・ω・ノ)ノ!
本格的な厳しい指導を受けたい方、是非弟子入りしてみてはいかが?
フナコも今度根性を叩き直してもらいに行こうかしら。。。
フナコ:「そもそもイザベルさんが日本に来たのってどうしてなんですか?」
イザベルさん:「6歳から空手が好きで、いつか本場である日本に行きたいと思っていました。」
プライベートでは空手の先生をしており、でもなかなか生徒が集まらないんですって。
え~どうしてだろう?優しくて笑顔がステキなイザベルさんに教えてもらえるなんてとっても楽しそうなのに!
イザベルさん:「昔は子ども達に教えていたのですが、大人の方に教えて初めて気づいたのは、自分はドSだったってこと(笑)空手になるとスイッチが入って結構ビシビシいっちゃう。笑いながら、はい、もう一回~って何度もやらせたり(笑)」
ええー!!そんな一面がΣ(・ω・ノ)ノ!
本格的な厳しい指導を受けたい方、是非弟子入りしてみてはいかが?
フナコも今度根性を叩き直してもらいに行こうかしら。。。
大船渡の人達とステキな関係を築いている澤井さんとイザベルさん。お2人とも気さくに話してくださいました!
大船渡の地域おこし協力隊の良いところは各々がやりたいことで地域に貢献できることだといいます。
フナコは、今回お2人に話を聞いて、活動は違えど大船渡のために何かしたいという同じ思いを持っておられるのを感じました。
これからも大船渡を盛り上げる地域おこし協力隊の活動に注目です!!
大船渡の人達とステキな関係を築いている澤井さんとイザベルさん。お2人とも気さくに話してくださいました!
大船渡の地域おこし協力隊の良いところは各々がやりたいことで地域に貢献できることだといいます。
フナコは、今回お2人に話を聞いて、活動は違えど大船渡のために何かしたいという同じ思いを持っておられるのを感じました。
これからも大船渡を盛り上げる地域おこし協力隊の活動に注目です!!
Q1.もしも大船渡で好きなところに住んでいいと言われたらどこを選びますか?
〈澤井さん〉: 大船渡町
〈イザベルさん〉:現在の家は理想的なのでどこにも引っ越したくないです。
Q2.大船渡を知らない人に大船渡を「一言で」説明するなら?
〈澤井さん〉: 海と酒のまち
〈イザベルさん〉:自然に恵まれて優しさが溢れる場所
海もあって、山もあって、立派な森もあって、色んな素敵な景色があるし、優れた食べ物もとれる。
人が優しくて、コミュニティの助け合いも素晴らしくて、とても心地良いまちです。
Q3.出身地との違い、良さ、大船渡に来る前の印象、来た後の印象
〈澤井さん〉: 穏やかなまち(人、気候、海)
〈イザベルさん〉:景色が違う。地元は平らな場所で麦畑が広がっている景色です。
Q4. ここが変だよ、まさか!大船渡!!と思うところ、驚いたところ
〈澤井さん〉: 1日3回鳴る曲のセンス
〈イザベルさん〉:ボットントイレがお店でも結構残っていることに最初は驚きました。
Q5.大船渡でしか味わえないもしくは体験できないことは?
〈澤井さん〉: ワインと日本酒と海産物を数時間で体験できる。
Q6.10年後の理想(まち・自分)は?
〈澤井さん〉: 自分→好きなことで一緒に働きたい人と好きな場所で生活していたい。
〈イザベルさん〉:まち→大船渡のファンが増えて、遊びに来る人が増えている。
Q7.これからチャレンジしてみたいこと、目標は?
〈澤井さん〉: 大船渡には美味しいワインがあるということを広めること。
〈イザベルさん〉:大船渡のことをたくさんの人に知ってもらって遊びに来る人を増やし、まちにお金が入るような仕組みをつくっていくことで大好きな大船渡に貢献したい。
【取材:2020年2月】
2023年6月 更新
電話番号 | 大船渡市地域おこし協力隊連絡先 大船渡市役所 0192‐27-3111(担当:企画調整課 企画係) |
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その他 |
地域おこし協力隊は、地域の課題解決・活性化を図り、地域に移住・定住することを目的とした制度です。 協力隊員は大船渡をより良い・魅力のある地域にするために活動されています。 |